Vesaliusは、スライド上の組織標本、透明化された組織の、２Dまたは３Dの高速イメージングのための多用途のレーザー共焦点走査顕微鏡システムです。

パートナーのキャリバーIDと共同で設計されたVesaliusは、ストリップモザイクスキャンプロセスを利用して、ステージが標本をY方向に連続的に移動させながら、蛍光画像データを迅速かつ正確に収集します。このスキャン方法は、縦方向に沿って視野画像を貼り合わせる必要性を排除しながら、画像取得速度を速めます。
Vesaliusは、革新的なテクノロジーを使用して最大５つの蛍光波長をスキャンし、研究所とコア施設で必要とされる2つの高度なイメージング機能を実現するように設計されています。

●共焦点全スライドスキャン
●完全な透明化標本のイメージング

Vesaliusは、比類のないハイスループット、マルチチャネル蛍光共焦点全体スライドイメージングを提供します。
高速共焦点スキャナーと正確なリニアモーターステージを備えたVesaliusは、画質を損なうことなく、従来の共焦点イメージングシステムと比較して、画像取得に必要な時間を大幅に短縮します。Vesaliusは、複数のスライドをすばやくイメージングするための完璧なソリューションです。

Vesaliusは、他の共焦点技術よりも大幅に高速で画像を収集し、標本の合計スキャン時間を最大10分の1に短縮します。

蛍光ラベルと赤外の画像撮影用の４つのレーザーチャンネル（同時最大２チャンネル）。405、488、561、640、および 785nmの波長に対応。

最大100倍までの多種多様なドライ、油浸、および水浸対物レンズを使用可能です。

１x３インチ、２x３インチおよび、最大80 x 120mmのサイズのスライドに対応します。

ステージインサートに最大４枚の１x３インチスライドをセットできます。

MBFの画像解析ソフトウェアによる定量解析に適した高解像度の２Dおよび３Dイメージング。

効率的なレーザー走査技術は、画質を最適化しながら、標本への光損傷を最小限に抑えます。

Vesaliusは高速であると同時に非常に用途が広く、多くの学際的なコラボレーションと長年の研究開発の成果であると言えます。その驚異的な共焦点スライドスキャン性能は、透明化組織標本を高解像度で画像化することができます。

マウス脳全体や、最大6mmの厚さの組織切片を含む、大きな標本を画像化するためのカスタムチャンバー

CLARITY、iDISCO、uDISCO、CUBIC、SeeDB、Sca/e等の透明化法に対応

10倍、16倍、20倍、25倍の対物レンズを利用できます。

完全に自動化された画像貼り合わせ技術は、厚い組織と薄い組織の高解像度モザイク画像を効率的に作成します。

顕微鏡ヘッド内に追加の４倍光学ズームにより、小さな構造のより細かいイメージングが可能になります。

Vesaliusで撮影した画像は、細胞カウント、ニューロントレーシング、ステレオロジーなどの複合的な画像解析を実行できます。

２Dおよび３D画像での自動細胞検出と迅速なステレオロジー解析（Cellairus）

２D連続切片画像データからのフル解像度３D画像の作成（BrainMaker）

ニューロンの自動トレーシングと定量解析（Neurolucida 360）

微小血管の自動トレーシングおよび定量分析（Vesselucida 360）

ステレオロジー解析（Stereo Investigator – Whole Slide Edition、およびStereo Investigator – Cleared Tissue Edition）

Vesaliusは、脳切片全体のハイスループット、マルチチャネル蛍光、高解像度共焦点イメージング、適切なデータ共有技術の必要性、再現性と信頼性の要件など、神経科学の研究分野における明確なニーズに応えて開発されました。

ニューロントレーシング、血管トレーシング、コネクトミクスのための脳切片の３D再構築

細胞増殖と胚発生の高解像度イメージング

遺伝子およびタンパク質のマッピング、細胞構築分析、および病理学における蛍光標識標本の迅速な分析

信頼性の高い自動細胞検出と組み合わせたステレオロジーによる細胞カウント

Vesaliusは、神経科学、呼吸器学、腎臓学、心臓病学、内分泌学を含む多くの分野での研究を行うのに尽力してきました。

画像データはHDF5形式で保存されるため、効率が最適化され、ユーザーは画像データの管理と転送が簡単になります。